スミクラ資料館
スミクラの歴代カタログ等の印刷資料を紹介しています。
スミクラの歩みをご覧ください。
歴代カタログ紹介
最新のカタログはこちらをご覧ください。
昭和のカタログ
昭和51年頃のカタログ
◇解説
- 商品写真と商品名が記載されており、それ以外の文字はほとんどない構成。
- ゴム手袋の製造販売を行っていました。(現在は取扱いがございません。)
- この当時はビニールの品質が安定しないため、ダブリング(貼り合わせ)をした素材が多く使われていました。
- 前半部分には会社概要・関連企業・組織図、この当時の売上実績等を細かく記載。
- 正方形に近い形でカタログ中央を金具で固定した構造。(フラットファイルと同じ。)
○販売開始品目
- スミロンジャンパー・ズボン、スミロン絣コート・モンペ
- 通学用雨衣ストリートシリーズ、防水防寒商品
昭和54年頃のカタログ
◇解説
- ナイロン66を使用した商品が登場。この当時としては性能が良くヒット商品となりました。
- 不織布を使用した軽さが特徴の商品が登場。(現在は取扱いがございません。)
- レインウェアの用途別の対応表を記載。
- 商品ごとに、カラー・素材・サイズ・特長を明記。(サイズ表記は上から大きいサイズの寸法表を記載している。)
- 商品ごとに商品写真とは別に絵姿を記載。
○販売開始品目
- ヤッケ・ヤッケズボン
昭和56年頃のカタログ
◇解説
- 反射テープを付けた商品が登場。
- 「完全防水」という表現が使われていました。(現在は使われない表現となっております。)
- 目次ページが初めて登場し、カタログのキャッチコピーを記載。
▽キャッチコピー
スミクラのレインウェアは、雨の日のあらゆる作業から通勤通学、レジャーにいたるまで用途は非常に豊富です。
昭和58年頃のカタログ
◇解説
- ウインドブレーカー等のナイロン系の衣料品を展開していました。
▽キャッチコピー
アウトドア・ウェアとしての機能を最大限に追求した、スミクラレインウェア。
昭和59年頃のカタログ
◇解説
- 学生用の防寒ジャンパーを展開していました。(現在は取扱いがございません。)
- 1枚の用紙のカタログで、A4用紙4枚分の大きさ。(裏表印刷)
▽キャッチコピー
現代生活の中での、まさかの日(レイニーデイ)のビジネスやレジャーを支え
雨や風との自由なコミュニケーションを生むレインウェアーを
皆様と共に《スミクラ》は考えて参ります。
○販売開始品目
- #200 レインメイトスタースーツ
- #1533 旭化成ジャンパーズボン
- 0.2S ジャンパーズボン
- ビニールジャンパーズボン A-121A
- セーフティーコート(安全コート)
昭和60年頃のカタログ
◇解説
- 商品の種類別になっているカタログ。左がファッションレインコート、中央がレインウェア、右がウインドブレーカーのカタログです。
- デザインを重視した商品を展開していました。
▽キャッチコピー(ファッションレインコート、ウィンドブレーカー)
なにもファッションメーカーの作る最新流行服だけがファッションではありません。
そんなことは百も承知のあなた。
意外なところから意外なものをみつけて上手に着こなすのがナウいファッション感覚なのです。
そんな感覚の持ち主のあなたに着てほしい。
昭和62年頃のカタログ
◇解説
- この頃からゴム引き商品よりビニール等の素材の商品が主流になっていきました。
- サイズ表の表記が上から小さいサイズのものを記載する形式に変更。(以前までは大きいサイズから明記されていました。)
○販売開始商品
- #180 レインメイトジャンパーズボン
昭和63年頃のカタログ
◇解説
- メッシュ裏付の商品が登場。 (以前の裏付商品はナイロンタフタを使用していました。)
- 商品の特長の項目がなくなり、商品写真内に大きく明記。
- 雨衣の取り扱い注意を裏表紙に明記。(合羽の語源も一緒に記載されていました。)
▽キャッチコピー
さわやかな笑顔がいい。
キビキビした動きがいい。
ビジネスでも、レジャーでも、今日から安心。
さあこい雨の日、ようこそ風の日。
○販売開始商品
- リップストップ ジャンパーズボン A-253A
- セーフティ・カバンカバー
平成のカタログ
平成1年頃のカタログ
◇解説
- 水産用雨衣・キャディー用雨衣が登場。
- 学生用の商品にヘルメット対応フード・回転フード(スライドテープ)の商品が登場。
- シューズ袋の販売を開始。
○販売開始商品
- 0.05 ポケットコート
- マリンパーカー J-218
- マリンズボン G-220
- マリン胸付ズボン G-229
- マリンヤッケ
- スポーティーキャディー
- シューズ袋
平成5年頃のカタログ
◇解説
- 通学用雨衣の ストリートシャワーシリーズの商品が登場。
- 透湿素材を使用した合羽が登場。
- 「OEM(オリジナル商品企画)をお受けします。」という告知が登場。
- 商品の品番での管理を開始。
▽キャッチコピー
暮らしと雨を見つめて
日本には、天候を表すことばがたくさんあります。
春時雨、菜種梅雨、五月雨、糠雨、狐の嫁入り、秋霖、氷雨ーーーー
雨に関することばも、このとおり実に多彩です。
季節やその降り方の違いが、情緒細やかに美しく表現されています。
激しい雨を「篠突く雨」と風流に表し、
急な雨を、親しい客を帰さないように降る雨だと「遣らずの雨」という、
こうしたことばに、先人たちの心の豊かさを感じます。
それは、自然の豊かさや変化に富んだ季節感を表現するだけでなく、
自然の姿に、自分たちの願いや感情を投影し、より心に響く何かを感じさせてくれます。
こうしたことばは、わたしたち日本人が、いかに自然を深く見つめ、
自然とともに生きてきたかを教えてくれます。
スミクラは、雨衣の専門メーカーとして、
人々の暮らしと雨を、八十数年に渡って見続けてまいりました。
「慈雨」の潤いに感謝し、「暴雨」に立ち向かって働き、
悲しい出来事に「涙雨」を感じ、「涼雨」に心を和ませる。
そんな、さまざまな生活とともにある雨を、
わたしたちもまた、みなさんと一緒に体験してまいりました。
雨衣をとおして、自然と人間の調和を考える、
それがわたしたちの仕事です。
○販売開始商品
- スミクラゴアテックス
- スミクラキャディー
- ストリートシャワーコート E-450
- 軽快ジャンパー・ズボン
平成8年頃のカタログ
◇解説
- 東レとスミクラで共同開発をした ジェットクーラーパーカ が登場。
- ビニールを貼り合わせ(ダブリング)をした素材の商品がなくなりました。(ビニールの品質が安定したため。)
▽キャッチコピー
気持ちはいつも天晴れ。
日本は雨の多い国です。
たとえば、一年の半分は雨や雪が降っている地域もあれば、
日本一「晴れ」の多い岡山県でさえ
平均すると四日に一度は、多かれ少なかれ雨を観測しています。
雨は日本人にとって「日常」なのです。
そして
雨は、大地の恵みを育てます。
雨は、わたしたちに生きるために必要な水をもたらします。
雨は、汚れた大気を洗い流します。
ひと雨きた後の、木々の緑の美しいこと、空の青の清らかなことといったら……。
雨の中に身をゆだねると心の中のもやもやが引き、すがすがしい気分になるものです。
雨の日は、心の洗濯日。
濡れるから嫌、なんて言わないで外へ出ましょう。
そんなときのために、レインコートがあるのです。
古来、日本人は丸合羽からマントへ、そしてレインコートへと
雨衣を進化させてきました。
スミクラは明治41年創業以来、雨衣の専門メーカーとして、この道一筋九十有余年。
雨の日も気持ちよく働き、学び、余暇を楽しんでいただきたい一心で
この仕事に取り組み続けています。
○販売開始品目
- ハイテクスーツ A-680
- ジェットクーラーパーカ N-651
- ストリートシャワースーツライブ A-630
- ストリートシャワーコートライブ E-635
- ストリートシャワースーツ A-405
平成10年頃のカタログ
◇解説
- 環境問題を考えた EVA(酢酸ビニール)素材の商品が登場。EVAの生地は焼却時に塩化水素が発生しません。
- 商品機能を解説する、記号表示が登場。(まだ記号の種類は少なく、文字での説明が主でした。)
▽キャッチコピー
Do you like rain ?
快適は雨の日の数ほど。
古来より雨の多い国である日本。雨は豊かな自然の恵みを育み、生きとし生けるもの全てがその恵みを存分に受けてきました。
人はその雨とうまく付き合うために、古くは蓑(みの)に始まり、ラシャのマント、丸合羽、そして防水性に優れたレインコートと、様々な雨衣を考えてきました。
スミクラは明治41年の創業以来、雨衣の専門メーカーとして、様々な試行錯誤を繰り返し、製品のレベルアップを進めてきました。
職場で、学校で、そして休日に。いつでも、どんなときでも気持ち良く雨衣を利用していただきたい。雨の日の数と同じだけ快適をお届けしたいと考え、これからも技術の向上に励み、さらにより良い製品をお届けしてゆきます。
○販売開始商品
- フィールドスーツ A-419A
- EVAレインスーツ・コート
- レインマスターポンチョ
- く~るスーツ
平成13年頃のカタログ
◇解説
- 商品機能を解説する記号表示が充実、現在のカタログと似たような仕様のカタログになりました。
▽キャッチコピー
(キャッチコピーは上記の前回カタログと同じものを使用。)
○販売開始品目
- アメダスレインスーツ A-428A
- アメダスレインコート E-456A
- エントラントライブパーカ N-640
- セーフティースーツ A-485
- EVAポンチョ E-802
- EVA巻スカート Q-803
- 快適ズボン G-490A
- フィールドレインパンツ G-420A
平成16年頃のカタログ
◇解説
- リュック対応の学生用雨衣が登場。
- ゴム引きの商品の扱いがなくなり、新しい素材の商品に全て変わりました。
- 一部ですがスミクラの社員がモデルとなって商品を着用している写真が掲載されていました。
- 正方形のカタログ。
▽キャッチコピー
雨にも負けず。雨に心躍らせて。
まばゆいばかりの新緑が、恵みの雨を享受する時。
夏のスコールが、天空に七色の虹をもたらす時。
紅に染まった樹木が、水をまとう幸福にはにかむ時。
大地をうるおし、生きとし生けるものすべてに恩恵を与える雨。
スミクラはレインウェアのトップメーカーとして、常に着る人の快適性や安全を考え、
時代に即した製品を生み出してきました。これからも人と雨との最適な調和を考え、
老舗としての誇りと新鮮な発想、そして先進の技術でより良い製品をお届けしていきます。
自然界が諸手をあげて雨に歓喜するごとく、
人と雨の付き合いも、もっと快適に。もっと心躍らせて。
○販売開始商品
- 透湿ストリートスーツ A-625
- 透湿ストリートコート E-675
- ストリートシャワースーツ A-413
- レインスーツ リュック型 A-422
- レインパーカ リュック型 N-445
- 透湿MOAシータレインスーツ A-660
- フィールドレインパーカ N-480A
- 嵐 A-429A
- ウィンターフィールドスーツ A-900A
平成20年頃のカタログ
◇解説
- エコマーク認定商品が登場。(ケミカルリサイクル繊維100%使用。)
- 上下別売りの学生用商品の販売を開始しました。
▽キャッチコピー
季節や時間、エリアの気候条件によって刻々と変化して行く屋外天候…。
通勤や通学、スポーツやレジャー、そして様々な作業環境が求める快適性や安全性を
追求し、すべてのライフシーンに最高のパフォーマンスを発揮するレインウェア。
スミクラはレインウェアのトップメーカーとして、伝統に培われた技術と柔軟な発想で、
常に時代から求められるより良い製品をお届けします。
○販売開始品目
- グリーンレインスーツ A-602
- 透湿ストリートシャワージャケット J-626
- 透湿ストリートシャワーパンツ G-627
- 透湿ストリートシャワースカート Q-628
平成21~29年のカタログ(Vol.11~17)
◇解説
- ウォーキング用ブランドのワールドマーチ関連商品が登場。
- 新デザインの自転車通学用レインウェアを新掲載。
- 高視認安全服のJIS規格に準拠したレインウェアが登場。
- ホームページにWebカタログとして公開開始。
- OEM受注の案内を掲載。
▽キャッチコピー
(キャッチコピーは上記の前回カタログと同じものを使用。)
○販売開始品目
- ワールドマーチ関連商品
- TASKEL
- 透湿レインスーツ リュック型 A-622
- 透湿レインパーカ リュック型 N-645
- アクアレイン A-661A
- 透湿STスーツ A-650
- 透湿STパーカ リュック型 N-655
- マルチカバー
- 高視認型レインスーツ A-611
平成31~令和2年のカタログ(Vol.18~19)
◇解説
- 表紙、レイアウト、品目分類を一新。
- Facebook、Twitter、YouTubeのアカウントを記載。
- 高耐久透湿素材(Breathatec®PC)を使用したレインウェアが登場。
- プリント・反射テープ加工、別注シートの案内を掲載。
- カタログ最終ページに主要商品機能一覧を掲載。
▽キャッチコピー
創業110年の確かな実績と信頼。
○販売開始品目
- レインマスターポリカジャケット J-613
- レインマスターポリカジャケット G-614
- アクティブレインパーカ N-481A
- おでかけポンチョ
- PUプロライトパーカ J-501
- PUプロライトパンツ G-502
- 透湿STスーツ リュック型 A-652
会社案内
◇解説
左の建物が写っている画像は昭和55年ごろ使用していた会社概要。
表紙には、かつて岡山市北区丸の内にあったスミクラビルを使用しています。
右の画像は平成に入ってから使用している会社経歴書のデザイン。現在も使用しています。
それまで作っていた会社概要の雰囲気が硬いということで現在の仕様になりました。この会社経歴書を作るときに初めて表紙の『カッパ小僧』が誕生しました。
左の画像が『カッパ小僧』です。
現在はスミクラの印刷物やホームページで大活躍です。
スミクラとカッパ小僧を今後とも宜しくお願い致します。
その他
写真 -角倉商店-
◇解説
昭和32年頃の写真。
中央にある白い建物が角倉商店。その後、昭和51年にこの場所にスミクラビルが建設されました。
写真 -スミクラ本社-
◇解説
昭和63年頃のスミクラ本社の写真。
当時は社宅や工場なども併設していました。現在では中央の道を挟んで右の区画は他社の店舗が建設され、左の区画のみがスミクラの敷地となっています。
入社案内
◇解説
昭和45年頃の入社案内。
地域の学校等に配布していました。この当時の初任給が中学校卒で41,000円、高校卒で46,000円でした。
当時のスミクラの様子が写された貴重な資料となっています。
工場案内
◇解説
昭和60年頃の工場案内。
原反から雨衣の完成・出荷に至るまでの流れを紹介しています。
表紙のカッパ小僧は現在は本社事務所の入り口に置いてあります。
生地見本
◇解説
昭和44年頃のスミロンコートの生地見本。
生地の特長と商品の仕様について記載されています。サイズ展開は2サイズのみでした。商品の仕様は現在とは少し違いますが、原反は現在のスミロン関係の商品と同じ素材です。
保存状態が良かったのか、スミクラで保管していた見本の生地はあまり劣化していません。
おいでんせえ(岡山観光案内)
◇解説
平成1年頃の岡山の観光案内資料。
瀬戸大橋が完成した年に来客された方にお渡しするために作成した資料で、岡山の観光地や特産物を10ページ以上にわたって掲載しています。スミクラの会社概要や商品案内も掲載しています。